Ⅲ　女帝

 

2番の「女教皇｣が純粋に霊的な女性像（少女）を表すのに対し、

 

このカードでは｢霊的世界の中の現世的要素｣としての女性像（母親像）を表す。

 

彼女は愛し愛されることに喜びを感じます。それは金星のマークに象徴されています。

 

衣服の模様はザクロで女性器の象徴で、あらゆる命を生み出します。

 

背後に流れる川と前の穀物の実りは実りと豊穣、ゆたかさを意味します。

 

 

女帝は母性を意味するカードです。

 

母としての自信と慈愛に満ちたイメージです。

 

美しさとたくましさを兼ね備えた誰もが魅力を感じずにはいられない女性です。

 

もう一つは豊かさや実りです。豊かに満ち溢れた状態を意味します。

 

このカードは物事がうまくいっていて豊かに結果が実るという意味になります。

 

恋愛に関しては愛し愛され恋愛が最高に高まっている状態といえます。

 

伝統的には結婚や出産も意味します。

 

私は結婚や出産という意味までは明確にはとっておりません。

 

（他のカードの並びをみて判断します）

 

ただ、恋愛としてはとても良い状態で女性的な魅力も溢れているとみます。

 

お仕事運に出た場合は大変上手くいっていたり、女性をターゲットにした仕事、

 

女性的な仕事（美容師・エステティシャン・ファッション関係）をお勧めしたりします。

 

このカードが未来に出たときはおおむね上手くいっていると判断してかまわないでしょう。

 

逆位置ですと豊かさが過剰な状態を意味します。

 

女性的な魅力の過剰といいますと派手な自己主張、でしゃばり、おせっかい、過保護などの

 

女性特有のわがままな状態を表します。

 

ある意味、依存心の高いかまってちゃんなカードかもしれません。

 

たまにマザコンを意味する時もありますね。（正位置でも判断することがあります）

 

このカードが出たときはまず落ち着く事です。気持ちの波が激しいですから

 

落ちついて自分らしさを取り戻すように努めることです。

 

何事も大事にしすぎては育ちすぎてしまいます。

 

育ちすぎた部分は剪定するようにしましょう。手放すことです。

 

女帝の逆位置は浪費を意味します。経済状況などもしっかり把握して

 

計画的にお金を使うようにしましょう。

 

 

正位置。。。実り、豊穣。結婚・出産。魅力的な女性。愛し愛される状態。

　　　　　　安定した状況。リラックスしている。このまま続けて大丈夫。

 

逆位置。。。過剰。自己主張が強い。依存心。過保護。自分の事しか考えない。

　　　　　　押しつけがましい態度。控え目に過ごす事。浪費に注意。わがまま。