Ⅱ　女教皇

 

このカードは知性と女性の神秘性を表すカードです。

 

青い服を着た女性は感性や情緒を表しています。

 

水を象徴していますので受動的な態度というのも表します。

 

前にある三日月は女性特有のデリケートな心理や感受性を表しています。

 

手に持った経典は宇宙の英知や知性を表します。

 

横にある黒と白の二つの柱は光と闇の対比です。光と闇の間にいる女教皇は

 

現実と未来のはざまにいて瞑想しています。

 

 

このカードは女性の神秘性を問うカードで慣れてくると

 

逆に解釈を難しく考えてしまうカードだと思います。

 

神に仕える女教皇は宇宙の神秘・サイキックや霊感、予知夢を表すこともあります。

 

このカードは女性の知性や受動性を大きく表すカードだとおもいますので

 

このカードが出たときは自分の答えは自分の中にあるのだと思います。

 

よく自分の心の中を見渡すことによって答えが出るということです。

 

なので動くよりも考える事、自分の中でどうしたいのか熟考することです。

 

またこのカードが出ると物事がはっきりしていない事を意味することもあります。

 

自分の希望や意志、状況を知っていると思っていてもまだ知り切れていない部分がある

 

ということです。

 

自分の知性や直観をフルに使ってみればおのずと答えにいきつくでしょう。

 

またこのカードは知性や思慮深い女性という意味がありおとなしいけれど芯の強い女性

 

というイメージです。プライドが高く上品であり自分の価値観をしっかり持った人。

 

教職関係や事務職のひとにもよく出るカードです。

 

 

 

逆位置の場合は女性の暗い部分が突出するということになります。

 

デリケートさは陰湿さに変化します。

 

少しの小さなことが気になったり、ヒステリックになってしまったり。。。

 

夫婦間の問題を見るとわりとよく出ます。

 

女教皇の逆位置は独身女性を意味します。

 

結婚しているにせよしていないにせよパートナーがいる時には

 

相手に不満がある状態を示します。

 

その他には堅苦しく頑固になってしまったり好き嫌いが激しくなるという部分もあります。

 

知性だけに頼り切って気持ちの柔らかい部分を見ないなど。。。

 

ちょっとバランスに欠けるところが目立ちます。

 

極端になりすぎますのでもう少し心を冷静に落ち着かせることが必要です。

 

感情に流されすぎないで冷静なタイプの人に助言を求めてみましょう。

 

 

 

正位置。。。知性。思慮深さ。バランスがとれている。霊感。自分の直感や感性を信じる。

　　　　　　動くより今は待つ時。自分の答えは自分の中にある。

 

逆位置。。。ヒステリック。小さなことで不機嫌になる。人のやることが気になる。

　　　　　　堅苦しい。好き嫌いが激しい。冷静になってバランスを意識するように。